リサイクル対応型印刷物について
投稿日時:2017-09-19 14:21:56
リサイクルによる再生紙の利用は、今では当たり前のこととなっています。家庭用ごみでも再生に適した雑がみは別途で無料回収している自治体も多く、なじみ深いものとなっていることでしょう。しかし、雑がみが全ての紙製品を回収できないのと同様に、リサイクルにも適しているもの、適していないものがあります。
リサイクル対応型印刷物は、リサイクル適正に優れた資材のみを利用して作られた印刷物です。ランクAとランクBに分かれます。ランクAの印刷物は、インクや加工などがリサイクルの阻害にならず、新聞やチラシ・雑誌などの印刷用紙として再び活躍させることができます。ランクBのリサイクル対応型印刷物は、印刷用紙には向きませんが、ダンボールなどの梱包資材やパッケージ用の板紙などに再生可能です。
リサイクル対応型印刷物には、リサイクル適正マークの表示をすることができます。リサイクルの疎外となるホチキス止めやカーボン紙などの特殊加工をしているもの、昇華性インキや芳香性インキなどの一部の特殊インキを使用した印刷物には、リサイクル適正がありませんのでマークの表示もできません。
再生に適したインク、印刷手法が使われることにより、より多くの紙資源が再生に回せるようになるでしょう。
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プリンターの技術進化
投稿日時:2014-05-19 10:22:35
印刷機をプリンターと呼ぶようになって、家電量販店などでも多くの種類を取り扱うようになった中で、プリンターの機能もどんどん進化しています。機能として、印刷をする際の機能と印刷以外での機能と両方ともに技術の進歩により、めまぐるしいほど多機能のプリンターになっています。
そのプリンターの進化で、注目したい技術があります。プリンターから印刷するのには、基本的には有線でプリンターとパーソナルコンピューターを繋いで印刷していました。この有線がなくても、印刷ができるようになったです。しかも、パーソナルコンピューターからだけでなく、かなり普及したスマートフォンからも印刷ができるプリンターが多く発売されているんです。
このように、プリンターが進化し続けている中で紙としての印刷物が減ってきてしまっている現状を考えると「紙」を印刷するという機械ではなく、写真も印刷できて当たり前になったプリンター。今後、プリンターが進化する方向はきっと画質・画素数の勝負になってくるのではないかと思えます。
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印刷機の先端技術
投稿日時:2014-03-28 13:28
近年の印刷機の先端技術には、立体の構造物を生成する印刷機があり、3Dプリンターと呼ばれています。3DCADデータなどをもとに3次元のオブジェクトを造形します。
仕組みは、3軸に稼働可能なノズル部から液状の樹脂を少しずつ積み重ねて形を作り、樹脂に紫外線を照射して硬化させながら立体物を造形してゆきます。近年ではサイズも小さくなり、価格も安くなってきたことから、数多く試作などを経験する製造業などでも導入され始めています。また、一般家庭に導入されることも稀に見受けられるようになりました。ただし、安価なものや一般家庭に導入可能なものは、小型でコーヒーカップ程度の大きさのものまでしか印刷ができません。
比較的高価な大型のものは、製造業を中心に建築分野・医療分野・教育現場・先端研究分野などで幅広く普及しており、建築分野ではプレゼンに使用するためのミニチュア建設模型、自動車分野では試作車のデザインの検討などに使用するモックづくりなどに使用されています。
印刷機について
投稿日時:2014-03-20 16:27
印刷機は各家庭でもプリンターという名称でパーソナルコンピューターなどに接続されて使用されるようになっています。
また、オフィスなどにおいてもコピーマシンとプリンター機能を複合した複合機が数多く導入されるようになっています。
最近の印刷機はカラー印刷が標準搭載となっており、鮮やかな色合いで印刷を行うことができます。ただし、カラーのインクやトナーが高価であるため、極力白黒で印刷し必要性がある場合のみカラー印刷を行うのが一般的な使用方法になっています。
家庭でのカラー印刷は、特に年賀状の印刷などで頻繁に使用されます。最近は印刷位置の調整機能も進んでいるため、あらかじめデータベース化された宛先情報をもとにハガキに住所まで印刷することが可能になっています。
一方、オフィスで使用される複合機については、様々な機能が内蔵されており、複写機能・パーソナルコンピュータからのプリントアウト機能・ファクシミリ機能などが搭載されています。
CMYK表記法について
投稿日時:2014-03-14 15:10
従来印刷機ではRGBでの加色法に基づく色再現が行われていましたが、近年では減色法であるCMY法をベースとしてブラックが加えられたCMYK法が主流になっています。
一般的にRGB法に比較すると、黒色をより美しく表現できるといわれています。
また、CMY法と比較すると黒色を表現するためのインク量も少なるなるためランニングコストが下がるといわれています。
CMY法では黒色を表現するのにCMYすべてを使用しますが、CMYK法ではKのみを使用するためです。
また、Kインクは他のCMYなどのインクに比較すると安価な傾向にあります。
更には、近年の印刷機は、CMYKのそれぞれのインクを一つずつ交換が可能なため、無くなったインクのみ交換すればよく効率は良くなっています。
特に良く使用されるKインクは他のインクと比べて大型のパッケージが採用されているのが一般的です。
ただし、出力側はRGB系で出力していることが多く、印刷の際にガンマ特性を変更するなどの注意が必要です。